Mr.Flat の軽井沢移住計画

軽井沢にくると人が変わる


まだ、つくりかけ...

軽井沢に引っ越してくると人が変わる場合があります

ともかく環境が変わるわけで、環境が変わったのに何にも変化しない人は少ない。
良くない変わり方としては、なんと言っても軽井沢ブルーの問題が大きい。

ここは、そうじゃなくて、軽井沢に来るまで気がつかなかったことを述べます。
しらなきゃ良かったと思うことも在るかも知れません。でも知ってしまうと、
以前とは同じ生き方ができなくなるのも事実。

会社でホントに偉いのは社長じゃなくて、オーナーさん

日本の企業は透明性が高く、組織として粛々と経営されていると思ってました。
そういうところも多いでしょう。しかし、そうじゃないところもあります。
私はあまり大きな企業で働いたことありませんが、たまに行く大企業の社長さん、 そりゃもう雲の上の人、やたら威張っているという印象がありました。

オーナーって株主のことか?
都会に住んでいると良く分からない言葉ですが、軽井沢じゃあ当たり前。
直接株をもっているかも知れませんが、一般株主のことじゃありません。
実は、オーナーさんよりももっと偉い人、もっと後ろに居るのかも知れませ んが、何れにせよホントに偉い人は、そうそう表の舞台には出てきません。
いい格好しにのこのこ人前にでてくるような間抜けなことはしません。
実務は優秀な社長をアサインしておいて、そういう人達は、そういうお仲間と、 軽井沢じゃなくても良いですが、こそこそ内緒話、インサイダー。
雇われ社長がいくら威張ってみても、雇われ社長に大それたことを決める権限はない。
せめて自分の代は無事に過ごして数字をのこして、退職金をたっぷりもらって 優雅な老後を過ごしたい。そう考えたとしても不思議じゃない。
ホントは力のないこと自覚してるからこそ、威張り散らしているのかも知れません。
TVのニュースで流れたり、新聞に載ることが真実社会の姿じゃない。
それは殆ど作り話、政(まつりごと)のようなもの。

そのことが軽井沢にきて、良~く分かった。

木に対する考え方

特にリベラルを気取っている人、都会から来た人はほぼ、エコ宗教に感染してます。
木を切ることに反対します。とにかく大反対だ。

冷静に考えてみましょう。
モミの木とかカラマツもそうですが、ある程度大きくなると1年に70cm伸びます。
ということは、10年なんて、あっという間ですが、10年にすると7mです。
軽井沢の建物、最大10mですから、直ぐに建物より高くなります。
以前の軽井沢はどこからでも浅間が見えたといいます。
今は、木に隠れて見えない場所が多い。
今の軽井沢は森な感じがしますが、元来の軽井沢は木は少ない。 新軽井沢地区は、地元民は「やち」と呼びますが、水草が茂る沼地のような場所で人が住めるような場所ではなく、軽井沢駅から、旧軽井沢の町並みが見えたといいます。
軽井沢が森の感じになったのは、植林したからです。 戦後、作り上げたイメージです。
手入れされていれば別ですが、そうじゃない木は台風や豪雪時に倒れます。
建物を壊す場合は、その影響範囲は少ないですが、電線を切る。
復旧しても、また別の箇所で電線が切れてまた停電する。 軽井沢は、非常に停電が多いです。

保湿、地面の強化にも木は必要ですが、程度問題です。
危険な木は倒木するべきと思います。 また植えればいいんです。針葉樹じゃなくて、広葉樹を。

都会で生活していたときは、自分であって自分じゃなかった

例えば、酔っぱらっていて、暗いお店の中では非常に魅力的に見えても、外 で合う約束を取り付けて昼間お天道様の下で見たら、びっくりした経験あり ませんか?

//私はそんな暗いところへはいったことありませんが、
自分が正常なら、そんな判断はしないだろうという判断をしたこと、 その時は、それが最善と思っているんですが、後から冷静に考えると 「どーかしてたんだ!」と言うしかないような。

軽井沢に越してきて数年、今、冷静になって思う。
都会で生活していたとき、そりゃもう必死、一生懸命でしたが、今から思うと ありゃあ自分じゃなかった!

若い時って、自分が本当に好きな娘が良く分からずに、そうじゃなく周りの仲間 が良いという憧れの娘を自分も好きになったりする。普通は、人生で色々経験を 経て大人になると、自ずと自分がどういう女性と合っているかは分かる様になる もんが、それでも、都会は色々な情報が溢れていて、これでもか、これでもかと 襲いかかってきます。

どこぞの本に書いてあった。
今の時代「自分探し」をやっているほど悠長な生き方は出来ない、と。

慣れてしまって、自分は平気、平常心だと思って居るんですが、何か、違うモー ドに知らず知らずのうちに入り込んでしまっていたような気がします。

今から思えば、至る所で自分らしい判断ができてなかった!
こういうのって気がついた人は分かるが、気がつかないと一生気がつかないで終 わる。知らないまま終わってしまった方が幸せな場合もあるかも知れません。
ま、一部には今の私の方が、ヘンという意見もあります。<< 要注意!

情報格差は経済格差よりも大きい

これ、実感。
現代は、確かな情報とスピードが肝心です。
この路線で行くなら、地方と都会じゃ初めから勝負は見えている。
グローバル経済化で日本の企業が良いようにむしり取られているのと同じで、 都会のルールじゃ、地方は勝てない。情報の質と量、初めから違う。

都会なら、町を歩いただだけでも分かる情報がある。
田舎で、畑路を歩いて得られる情報もあるが、直ぐには商売には結びつかない。

自由競争、ちゃんちゃら可笑しい!
受験だって、昔の京大の物理の問題とか、ホントに分かってないと答えられない ような設問で、よく考えられていた。
それが今じゃあセンター試験で採点し易いような試験内容に変わってしまった。
所謂、受験の為の勉強、学問じゃない。
別に良く分かって無くても、クイズのように取りあえず答えられれば十分。
ま、情報戦です。

情報格差は経済格差よりも大きい。
逆に、れだけ情報の格差があって、経済格差はよくもこの程度に収まっていると 関心します。地方の人も必死なんですよね。

田舎は都会のお荷物じゃない

完全にマスコミにのせられてました、というか洗脳されてました。
日本が良くならないのは、自立できない地方の依存体質にあると思ってました。
大げさに言うと、都会でも地方でもそんな論調でメディアは報じてます。
都会では皆であんなに一生懸命働いて切磋琢磨し、その結果、一生懸命税金も支払 っているのに、「地方の人は何を甘えて居るんだ!」と。
選挙じゃ国からどれだけ予算を持ってこられるかが大切、それで毎回しょうもな い議員を選出して、日本の改革、発展が遅れるだけだ。

これは自分の判断力がどうこういう以前に、正しい情報が報道されていません。
正しい事実を知らずして、正しい判断は下せない。これ自明の事。
洗脳というは少しオーバーですが、流れ来る情報、個々は仮に事実ではあったと しても、情報と情報の隙間には、世論を導くための意図が含まれている場合がある。
全く気がついてませんでした。

因みに、同じこと地方のメディアもやろうとするんだが、 都会のメディアは上手く操作されて直ぐには分からなくとも、ローカルなメディア はミエミエ。例えば、康夫ちゃん叩きは、余りに酷くて見苦しかった。

都会の人に限らず、
地方の人もすっかり、都会の意見に洗脳されて自分たちがお荷物になっていると 萎縮しまっている場合があります。違います。自信を持ちましょう!

考えて見てもごらんなさい。
東京の水道水は八木沢ダムに溜められた水。電力も地方で発電して送ってます。
長野の北アルプスで雪をふるい落とさなかったら、東京はもっと雪がふるハズ(関ヶ原で漏れた北風が八丈島で雪を降らせるのは有名です)。
都会の安全、新鮮な野菜やお米はどこで作っているのでしょうか?
そんなに文句言うなら、新宿地下に原発をつくって荒川や墨田川の水を飲んで、 中国野菜ばかり食ってみろ!
都会で快適な暮らしができるのに、地方がどれだけ役立っているか計り知れない。
それは、いまのグローバル経済の指標、つまり「お金」では評価されませんが、 実は役立っているものは非常に多い。
それを自覚して、
都会と地方をバラバラに考えるんじゃなく、日本国全体でどうするか? を考える
べきだと思う。そもそも、都会で暮らしている人も、元は田舎っぺが大半でしょう?
多分、地方と都会の対立を煽って、得している人が居るんだと思う。

軽井沢に越してきて、そう思うようになった。



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